2018年・本屋大賞決定!各記事振り返りパート2

こんにちは!
三松文庫あかまつのりきです。

 

二か月に渡り、hontopiaのライターメンバーが本屋大賞にノミネートされた10作品を紹介していく特集も第十回で終わりを迎え、4/10(火)に本屋大賞が発表されました! 
今回はその振り返り記事第二弾です^^

 

第5位~大賞を発表していきます。

 

第5位『AX アックス』伊坂幸太郎(著)

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僕でも知っているぐらい有名な作家伊坂幸太郎さん。読んだことあるという読者も多いはずです。

僕が伊坂幸太郎作品で好きな特徴は個性的なのに人間味あふれるキャラクター、そしてつながり合う各作品の世界観だと思います。どうやらその魅力は今作も健在のようです。

日常の隣で繰り広げられる奇想天外なストーリー、伊坂幸太郎ワールドを味わってみてはいかがですか。

 

 

第4位『たゆたえども沈まず』原田マハ(著)

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元キュレーターである原田マハさんによる、ゴッホの絵画にまつわる重厚な物語。

多くの方はゴッホという名前を知っていても、その生涯や絵に込められた意味はあまり知らないはず。原田マハさんのすごいところはその絵や作家について知らない人でも楽しむことができ、読んだあとにその作品についてさらに知りたくなるところですね。ぜひこの機会にゴッホの生涯に触れてみてはいかがですか。

 

 

ちなみに今回担当したライターメガネ男によると、原田マハ作品を読むとお酒を飲みたくなるそうなので、のんべぇの方はお気を付けを。

 

 

第3位『屍人荘の殺人』今村昌弘(著)

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今回ノミネートされた作品の中で一番おどろおどろしく、ミステリー色の強い作品です。ミステリーが苦手な方は少し敬遠してしまいそうな表紙とタイトルですね。

ただ本作は、「ありえないだろ!」というぶっ飛んだ設定がありつつも、ミステリーとしての芯はしっかりしているそうなので、ミステリー初心者の方も玄人も楽しみながら読める作品です。新しいものに触れたい方はぜひ読んでみてください。

 

 

第2位『盤上の向日葵』柚月裕子(著)

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こちらは僕が紹介した作品なんですが、自分が紹介した作品が2位ということでなぜか少し嬉しいあかまつです。

山中で発見された身元不明の白骨死体が握っていた将棋の駒を手掛かりに物語は進んでいきます。静かな文章の中に、謎を解き明かす警察、犯人、それぞれのキャラクターが妙にリアルに生きているので、ヒューマンドラマのように楽しめました。

将棋の知識が無くても読めるので。

 

 

本屋大賞『かがみの孤城』辻村深月(著)

 

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栄えある大賞は辻村深月さんの『かがみの孤城』でした!(拍手)

担当したライターの文章を読んだ時から「この本は悩める若者に寄り添えっている素敵な作品なんだな」と思いました。現代で問題になっているテーマを切り取り、丁寧に描いているので大賞に選ばれるのも納得です。

辻村さんは「居場所」をテーマにして、悩める若者や人間関係を描くのが本当に上手ですね。絶対に読んで損はない本だと思います。

あっぱれ、本屋大賞!辻村さんおめでとうございます!

 

 

というわけで、本屋大賞特集の振り返りでした。

自分が好きな本だけを手に取るのもいいけれど、こういった本屋大賞のような特集から本に出会うのも楽しいですよね。

もし読まれたら皆さんの感想も教えてください。また、次回の特集もお楽しみに。

 

 

それでは。