『三行文庫vol.10』【振り返る×2018年思い出深かった一冊】
ステキな3人が毎回「気分×テーマ」に沿った本を紹介。
ステキな3冊を3行でー
「三行文庫」
第2、第4水曜日更新。
クリスマスも終わって、もう年末ですね。
12月25日が終わると同時に街の雰囲気も新年に向けて模様替えしていくようです。
ハロウィンから年末にかけてのスピーディな街の変化には毎年驚かされます。
みなさんのこの一年はどんな一年だったでしょうか?
最高の一年だったと胸を張って言える方もいらっしゃれば、ひどかったと言う方もいらっしゃるでしょう。
ただ、いろんな方々に聞いたところでは
みなさん一様に「あっという間だった」とおっしゃられていました。
時の流れは早いですね。
某名曲のように時の流れに身をまかせていると、それこそあっという間に人生が終ってしまいそうです。
まだ、一度の人生を捨てることさえかまわないほどの「熱」を経験したことのない私には、いささか酷なほどの早さです。
月並みではありますが、一日一日を大切に生きていきたい、そんな風に思う今日この頃です。
さて、年末であることに加え、来年でついに平成も終わり。
節目の年は、三松文庫にとっても節目ということで、今回は三松文庫の三人で
「振り返る×2018年思い出深かった一冊」
をテーマに来年の抱負も込めて紹介したいと思います。
第10回にして、早くも「気分×テーマ」とは少しずれているんじゃないかとのお声が聞こえてきそうですが、そこはご愛嬌。
多目に見ていただければ幸いです。
この一年、たくさんの方々に支えられて、三松文庫は活動させていただきました。
「hontopia」を見てくださっている方含め、みなさんいつも本当にありがとうございます。
来年の三松文庫も何卒よろしくお願いいたします。
(1)あかまつのりき(三松文庫店主兼「hontopia」編集長)
〇 ボクたちはみんな大人になれなかった(著/燃え殻)
(あらすじ/「BOOK」データベースより引用)
それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。彼女だけがボクのことを認めてくれた。本当に大好きだった。過去と現在をSNSがつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。あいみょん、相澤いくえによるエッセイ&漫画を収録。
・あかまつ的に2018年という年は、お付き合いしていた人に2回振られる散々な年でした。
・もう大丈夫と強がる心、もう忘れかたらなんて言える心の、どこか柔らかい部分に、そっと染み入る小説です。
・自分の中に過去の思い出をしまって、僕たちは大人になっていくのです。
(2)三田稔(三松文庫仕入れ担当兼「hontopia」副編集長)
〇 地上最後の刑事(著/ベン・H・ウィンタース)
(あらすじ/「BOOK」データベースより引用)
半年後に小惑星が地球に衝突し、人類は壊滅するという予測が発表された。ファストフード店で死体で発見された男性も、未来を悲観し自殺したのだと思われた。しかし新人刑事パレスは他殺を疑い、同僚たちに呆れられながらも捜査をはじめる。世界はもうすぐなくなるのに、なぜ捜査をつづけるのか?そう自問しつつも粛々と職務をまっとうしようとする刑事を主人公としたアメリカ探偵作家クラブ賞受賞作!
・たとえ世界が終わるとしても、変わらないということのかっこよさに惹かれて購入しました。
・周囲の人間が職務に対し、投げやりになることで科学捜査など事件解決のための既存の手法が使えず、アナログな捜査手法になるのが斬新かもしれません。
・このシリーズ3部作らしいので、来年は残り2作品を読むのを楽しみにしています。
(3)トミー祐作(三松文庫メンバー。現在サラリーマン生活3年目)
〇 ビジネスモデル2.0図鑑(著/近藤哲郎)
(内容/「BOOK」データベースより引用)
100のすごい仕組みが見るだけでわかる!世界最先端スタートアップから大企業まで、完全網羅した決定版。自分でビジネスモデルが作れる「ツールキット」付き!
・世界中で話題になっているビジネスの仕組みの凄さを図解で分かりやすく解説してくれる一冊
・世の中にはあっと驚く発想の知らないサービスが山のようにある
・年末年始は時間あるのでこれ読んで自分の働いてる会社の事業を実際に図解してみると、新しい発見もあるかも…?
(編/「hontopia」編集部)