生きる意味なんてないよ【『高原康平の世界観』:連載第1回】
hontopiaで新しい連載が始まります。
その名も「高原康平の世界観」。
高原康平さんは、2018年3月に大学を卒業し、同4月から新卒フリーランスとして働き始めた方で、現在は香川県でフリーランス・プレイングマネージャーとして、企業数社のマーケティングサポートを行っています。
高原さんは、時には壁にぶつかりながら、新卒フリーランスとして奮闘する中で、日々様々なことを考えているそうで、独自の世界観を元に活動しています。
この連載は、そんな日々の気づきなどを含んだ「世界観」を高原さん自身がエッセイとしてしたためたものを紹介していく連載です。
連載第1回のタイトルは「生きる意味なんてないよ」です。
(以下、本文)
村を作りたい。
村でなくてもいい、自分が好きな人たちだけで成り立つコミュニティが作りたい。
その中で仕事をしたり、勉強をしたり、遊んだり。
そもそも仕事って、集団がより生き残るための役割分担でしかなかったはずだ。
その中でみんなを幸せにする、その結果僕も幸せになる。
社会的な基準を認識しつつも、じゃあ自分はどう生きるか、その社会の中でどのように人生を謳歌するか。
そんなことをみんなが当たり前のように考えることができる共同体を作る。
弱くてもいいんだ。
逃げてもいいんだ。
それはあなたが悪いわけではない。
きっとそれだけじゃないんだ。
人はなぜ生きるのか?
親に産んでもらった以上、生きている意味なんて、生まれたことの延長線上でしかない。
だからこそ、あえて言いたい。
生きることに意味なんてないんだ。
そもそも意味がないことをしているのだから、道に迷うのは当然だ。
だって、そもそも道なんてないんだから。
あるのはがらんどうに広がる真っ白な空間だけ。
その空間で、道がない中で、自分がどこを歩くかだけなんだ。
どう進むかだけなんだ。
道は、歩いて、歩いて、歩いて、ふと振り返ったときにやっとできる、自分の足跡の連鎖でしかないんだ。
なんでもやってみればいい。
好きな食べ物は何?なんでそれが好き?
色々食べてみて、それが一番美味しかったからでしょう。
食べてみないとわからないよ。
やってみないとわからないよ。
美味しいものはたくさんあるんだ。
楽しいことはたくさんあるんだ。
最初は全部 美味しそう でしかないんだ。
それを実際に食べてみて、美味しさがわかり、美味しくなさがわかり、自分の好きな食べ物ができるんだ。
人生も一緒だ。
今までやってきたこと、抱いてきた感情、その全てで今のあなたはできているんだ。
人生に意味なんてない。
あなたは、どんな人生を生きる?
(写真:筆者撮影。筆者がこのエッセイをイメージした写真)
(文/高原康平、香川県内でフリーランス・プレイングマネージャーとして、企業数社のマーケティングサポートを行う。中学高校の部活は吹奏楽部)