夢を追い続けることの大切さ『ディック・ブルーナ 夢を描き続ける力』

まっすぐ見つめる2つの黒い目と、
お口のバッテン。

 

 

 

 

この言葉だけで頭の中にイメージが浮かんだ人もいるのは。

 

 

シンプルな可愛さで世界中の人に愛されている「ミッフィー」。

 

 

本当の名前は、オランダ語で"Nijntje"(ナインチェ)と言います。

 

 

ミッフィーは、オランダのグラフィックデザイナー ディック・ブルーナさんの代表的なキャラクターです。

 

 

今回紹介するこの本は、ブルーナさんの優しくも力強い言葉や生き方が、ミッフィーのキャラクターや物語と共に記されています。
シンプルに綴られている絵本のような、グラフィック作品集のような、どこにでも飾っておきたくなる美しい本です。

 

 

ディック・ブルーナ 夢を描き続ける力

ディック・ブルーナ 夢を描き続ける力

 

 

 

私とオランダとの出会いは大学でした。
ゼミでよく歴史やオランダ美術の講義を聴いていて、自然とブルーナさんの作品に興味を持っていきました。(当初はペーパーバッグシリーズのグラフィックデザインが大好きでした。)

 

 

社会人3年目の冬。仕事の契約が終わりが近づき進路を悶々と考える日々。大学からの「長期で海外に行きたい!」という長年の思いを持って燻っていたとき、この本と出会いました。

 

 

その中に記されていた


❝どんな境遇におかれても、
夢をあきらめることはできません。
前向きに努力を続ければ、
たとえ時間がかかったとしても、
道が開ける可能性が大きいのです。
私がそうでした。❞

 

 


この言葉に、私は勇気をもらいました。

 


そして、2年かかりましたがもうすぐ旅に出ます。
オランダでは友人宅での長期滞在が決まっていて、ブルーナさんの故郷、ユトレヒトにも滞在します。

 


時間がかかっても、夢を現実にすることができる。
この言葉通りになりました。

 

 

私にとって、この数年は、人生の質を高めるための必要な期間だったと確認しています。
現地で作品に出会えたら、「ブルーナさんありがとう」と、感謝の気持ちを伝えようと思います。

 

 

もし、何かに悩んでいる人や勇気が欲しい人がいたら、是非この本を手に取ってみてください。
夢を追い続けることの大切さに、ハッと気付けるかもしれません。

(さばちゃん/半年の世界一周旅行中)