『大人の児童書目録 vol.7』【論語絵本】

こんにちは。

先日、朝ドラの「まんぷく」に出ている安藤サクラに

笑顔が似ていると言われ、

前髪を作ろうか悩んでます、たけはるです。

 

2019年、はやくも2月。

正月に今年の目標をいろいろ立てて、着々と進めています。

その中の一つにあるのが、「古典や名作の本を読む」。

 

本屋にはよく行くし、出版の仕事をしていますが

実は、古典とか不朽の名作みたいなものを知らなくて…。

新しい本もたくさんあるけど、昔から読み継がれてきた本は

きっと読み継がれる理由があるに違いない、ということで

新境地を開拓しています。

 

今日は、そんな古典初心者にもとっつきやすい

子ども向けの古典本です。

 

 

現代にも通じる、2500年前の教訓

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今回ご紹介するのは、森華 訳・絵の『論語絵本』です。

 

『論語』と言えば、今から2500年前の中国で

儒教を開いた思想家・孔子の言葉として

弟子たちによりまとめられたもの。

高校の倫理や古典の授業にも出てきた気がする、、

というレベルの記憶しかなかったのですが、

偶然、年賀状のデザインの参考として見ていた

イラストレーターの森華さんが作られていて、

しかも愛媛出身で、という思わぬ共通項もあり読んでみました。

 

 

『論語』は500章からなる、孔子と弟子たちの言行録。

500章なんて、まとめるのも大変ですよね。

『論語絵本』では、その中で

現代にも通じる内容 91章をセレクトして

かわいらしい挿絵とともに紹介されています。

 

故事成語としても有名な「温故知新」はもちろんのこと、

勉強や仕事、人付き合いなど、時代は変われど心に響く名言ばかり。

評判に左右されず自分の目で確かめる、

自分がされたくないことは人にもしない、

まず実行する、などなど…

ごく当たり前のことなのですが、どれも深くて

ハッと気づかされることがたくさんでした。

 

中でも、いいなと思ったのは下の言葉。

 

子曰く、これを知る者は、これを好む者に如かず。

これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。

 

直訳すると、

知っていることは、好むことにかなわない。

好むことは、楽しむことにかなわない。

 

「好きこそものの上手なれ」ということわざがあるように、

何をするにも「楽しむ」ということが一番の原動力になり、

上達や成長の近道だと言っています。

今も昔も、何かを成し遂げることへの姿勢は変わらないんですね。

 

 

人生、やっぱり「楽しい」が一番!

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私事ですが、先日、スティールパンのバンドで

ライブデビューをさせていただきました。

愛媛に来るまで存在すら知らなかったのですが、

あの金属の冷たそうな見た目からは想像もつかないような、

きれいな音色が出るというギャップに

すっかり魅了されてしまい、勢いでメンバー入り。

 

初めは、1時間かけて練習に行かないといけないのがネックで

なかなか参加できていませんでした。

でも、通い始めるうちに、

できなかったことができるようになる面白さ、

みんなで合わせた時の感動がもう楽しくて、

今では毎週のように通っています(笑)

 

もちろん、ここまでできるようになったのは

毎回練習に付き合ってくださった

メンバーのみなさんのおかげなのですが!

「たけちゃん、たけちゃん」と親しくして下さり、

本当に嬉しい限りです。

 

 

まだまだやりたいことはたくさんありますが、

「楽しい」が一番ですね。

2019年にやりたいことはまだまだたくさんあるので、

どんどん動いていきますよ~!!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回もお楽しみに。

 

 

(文/たけはる/某雑誌編集者)