『昔昔あるところに、ヤバい女の子がおりました』【日本のヤバい女の子】

こんばんは、三松文庫のサブカル担当あかまつです。

 

 

皆さん、

 

 

女の子は好きですか?

 

 

男性の方はもちろんのこと、女性の方も好きだと答えてくれる方が多いんではないでしょうか(笑)

 

 

それでは皆さん、

 

 

次の質問です。

 

 

日本の“ヤバい”女の子は好きですか?

 

日本のヤバい女の子

日本のヤバい女の子

 

 あらすじ

イザナミノミコト、乙姫、かぐや姫、虫愛づる姫、皿屋敷・お菊――。
日本の昔話や神話に登場するエキセントリックな「女の子」たち。キレやすかったり、バイオレンスだったり、そもそも人間じゃなかったり。彼女たちは自由奔放に見えても、現代を生きる私たちと同じように理不尽な抑圧のなかで懸命に生きていた。
作者は、友達とおしゃべりするように、彼女たちの人生に思いをいたして涙を流し、怒り、拍手と賛辞を送る。ときには、ありえたかもしれないもう一つの人生を思い描く。時空と虚実を飛び越えたヤバい女子会が、「物語」という呪縛から女の子たちを解放する。

 

おもしろそうなタイトルと、可愛げのある表紙に惹かれて買ってしまいました。

 

 

恥ずかしい話(?)僕はこれまで“ヤバい”と形容されるほどの女子に出会ったことはないのです。これまで出会ってきたどの子も“個性”で片付けられるレベルの子達でした。
平平凡凡な人間である僕だからヤバい女の子に出会えなかったのか、内なるヤバさを表に出してくれなかったのか、その辺りはよくわかりません。

 

 

さてさて、
この本では昔話、神話、怪談などの名前だけは聞いたことあるような有名な物語を、まずは超要約し、読者にわかりやすく提示してくれます。この要約部分だけでも充分楽しめるのではないでしょうか。

 

 

さらに著者のすごいところは、神様も、幽霊も、等しく「女の子」として扱うところです。神様だからこうだ!幽霊だからこうだ!ではありません。登場人物は女の子であり、それ以上でもそれ以下でもないなのです。

 

「今を生きる女の子だったら?」と女の子扱いをすることで、彼女たちの心情を読み取り対話しようとします。このアプローチ方法は今までにないアプローチだなと感じました。
本当に今を生きている女の子たちが「聞いて!ちょっと辛いことあってさ!」「あ~、めっちゃわかる。うんうん」と話し合っている現場をのぞき見しているような気分になります。

 

 

イザナミノミコト、乙姫、かぐや姫、皿屋敷・お菊などの登場人物達が、実際の物語の中よりも生き生きして感じられること間違いなしです。

 

 

ヤバいと言われる女の子達だって、ヤバい以外の一面もあるんだなぁ。

 

(文/あかまつのりき/三松文庫店長)