「お金」について勉強する本(※お金の稼ぎ方を学ぶ本じゃないよ!)【お金2.0_新しい経済のルールと生き方】
突然ですが、僕は旅がすごく好きで、1年中ずっと旅行してたいな~って思ってます。
けれども、如何せんお金がなくて(泣)
なので、もっとお金があればな~と思うこともしばしばあります。
人間の悩みは
①お金の悩み
②人間関係の悩み
この2つが多いといわれているそうですね。
今回、ご紹介するのは、そうした悩みの一つである「お金」について書かれた本です。
発売2週間でたちまち売り上げ5万部を突破した本で、あのホリエモンさんも帯にコメントを載せています。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/30
- メディア: 単行本
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全体をさくっと要約すると
①現代の経済やお金の起源とそのメカニズム
②テクノロジーによってそれがどのように変化していっているのか
③「資本主義」の欠点を補った「価値主義」
この3つを柱とする構成になっています。
お金ってそもそもなんだったのか?
経済の仕組みってどうなっているのか?
そして、それらが新たなテクノロジーによってどのように変化していっているのか?
といったように順を追って話が進んでいきます。
「お金」そのものについて学ぶ。
当たり前に身近なものであるにも関わらず、ぼくは「お金」について学んだり、深く考えた記憶がありませんでした。
「『お金』という手段が目的になっている」
僕たちはみんな「お金」を稼ぐために仕事をしていると思います。
なんとなく、「お金」がないと死んでしまうと思ってしまいがちです。
けど、よくよく突き詰めて考えるとただの紙切れ。
なぜ紙切れが価値を持っているのか?
すごく不思議に思うことがあります。
この本は「お金」についての考え方が変わるきっかけにもなるかもしれません。
そのほか、本書では「資本主義」についても触れられています。
民主主義とともに多くの先進国で社会の基盤となっている「資本主義」。
みなさんは疑問に感じたことないですか?
僕は、インターネットとか見たり、企業説明会に行ったりして、色んなものを見てみて、なんとなくなんですけど、
「お金を稼げない人は価値がない」
という価値観が、自覚のあるなしに関わらず、一定数あるのではないかと感じました。
そんなはずはないと思いたいです。お金稼げなくても、いい人はいるし、おもろい人もいるし、すごく優しい人がいる。
けど、お金を稼いでいる人のほうが偉い、すごいといった風潮があるのを感じてしまう。
「あれ?なんかおかしくない?」
そんなことを漠然と感じました。
もちろん資本主義にもいい面はたくさんあると思います。
長らく世界の経済を作ってきた仕組みであり、現在の経済の発展やテクノロジーの進歩は間違いなく「資本主義」のおかげと言ってもいいと思いますし、そのおかげで僕たちの今の生活があります。
この本は、「資本主義」に対する僕の疑問に新しい解をくれた本でもありました。
お金ってなんだ?
経済ってなんだ?
資本主義おかしくね?
そんなことも改めて、一から考えられるような良書だと思います。
(文/yousay tougawaga、大学生、様々なことに関心を持つユニークライター)