共感できるサンタさん【さむがりやのサンタ】
今回《メガネ男》が紹介する本は絵本です。
タイトルは「さむがりやのサンタ」。
- 作者: レイモンド・ブリッグズ,さむがりやのサンタ,すがはらひろくに
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1974/10/25
- メディア: ハードカバー
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タイトルを見てさっそく、
サンタさんとして致命的な弱点があるなと思いました。
サンタさんがさむがりだなんて大丈夫かな?笑
物語はサンタさんが、クリスマスイヴ、
そして朝起きて配達を終えてから寝るまでの行動を
コマ分けされた絵で描かれています。
今回描かれているサンタさんの特徴は
とっても「人間らしい」ということ。
聖者という感じではなかったです。
僕達がしんどいと感じることは
サンタさんもしんどいと感じていて、
その様子が描かれています。
例えば朝起きること、大雪の中の移動、
狭い煙突潜り、差し入れがしょぼいなど、
僕たちが普段愚痴をこぼすようなポイントで
人並みに愚痴をこぼしています。
ただし、さすがサンタさん。
愚痴をこぼしながらも
責任ある仕事として淡々と、
そして立派にやり遂げていました。
仕事を終えた後の軽い晩酌も幸せそう。
たくさんサンタさんに共感できて、
なおかつやっぱりサンタさんって優しいなと
感じられる素敵な絵本でした。
さむがりのサンタさんは
どんなことを考えているのか
ぜひ読んでみてください。