“いぬ派”だったぼくを“ねこ派”にさせた漫画【ねことじいちゃん】

 

はじめまして。

「ほくろくん」です。

 

家で飼っているイヌが最近なつかなくなってきて、

悲しい日々を送っています。

それでもどうにか、おやつで気を惹いて好かれようと奮闘中。

 

 

ところでみなさんは、

いぬ派ですか?ねこ派ですか?

僕はもちろん、いぬ派...

 

でした。

 

そう、この漫画に出会うまでは...

 

 

ねことじいちゃん (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

ねことじいちゃん (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

 

 

タイトルの通り、

ねこのタマと大吉おじいちゃんが二人暮らしをしながら、

なにげない生活模様が描かれたマンガです。

 

四季折々をほのぼのと過ごしていく様子はどこか、

なつかしさと温かさを感じます。

 

 

そしてなにより、絵がかわいい。

 

ねこがたくさんいる街の風景や、

近所のおじちゃんと郵便屋さんのたわいもない会話。

 

楽しんだり悲しんだりする大吉じいちゃんの表情。

自由気ままでありながら

大吉じいちゃんを見守っているタマの様子は、

読者をその世界に惹き込んでいきます。

 

 

一番好きなのは、タマが大吉じいちゃんと意思疎通のやりとりをしている

(というより、もろ会話している)ところです。

タマとじいちゃんのやりとりは、ペットという概念を超えた仲の良さであり、

うらやましさを感じます。

 

 

そして、ほのぼのとした生活の中でも、必ずみんなにふりかかるであろう

「身の危険」や「身近な人の死」。

少し切ないけど、好きな人と一緒にいられることは

当たり前ではない、

そんなことを考えさせられます。

 

年をとったら、僕もこんな暮らし方がしてみたい、

そんな風に思った一冊です。

 

(文/ほくろくん)