“いぬ派”だったぼくを“ねこ派”にさせた漫画【ねことじいちゃん】
はじめまして。
「ほくろくん」です。
家で飼っているイヌが最近なつかなくなってきて、
悲しい日々を送っています。
それでもどうにか、おやつで気を惹いて好かれようと奮闘中。
ところでみなさんは、
いぬ派ですか?ねこ派ですか?
僕はもちろん、いぬ派...
でした。
そう、この漫画に出会うまでは...
ねことじいちゃん (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: ねこまき(ミューズワーク)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: 単行本
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タイトルの通り、
ねこのタマと大吉おじいちゃんが二人暮らしをしながら、
なにげない生活模様が描かれたマンガです。
四季折々をほのぼのと過ごしていく様子はどこか、
なつかしさと温かさを感じます。
そしてなにより、絵がかわいい。
ねこがたくさんいる街の風景や、
近所のおじちゃんと郵便屋さんのたわいもない会話。
楽しんだり悲しんだりする大吉じいちゃんの表情。
自由気ままでありながら
大吉じいちゃんを見守っているタマの様子は、
読者をその世界に惹き込んでいきます。
一番好きなのは、タマが大吉じいちゃんと意思疎通のやりとりをしている
(というより、もろ会話している)ところです。
タマとじいちゃんのやりとりは、ペットという概念を超えた仲の良さであり、
うらやましさを感じます。
そして、ほのぼのとした生活の中でも、必ずみんなにふりかかるであろう
「身の危険」や「身近な人の死」。
少し切ないけど、好きな人と一緒にいられることは
当たり前ではない、
そんなことを考えさせられます。
年をとったら、僕もこんな暮らし方がしてみたい、
そんな風に思った一冊です。
(文/ほくろくん)