懐かしい児童書を振り返るキッカケ本【教養は児童書で学べ】

ゲストライター
「メガネ男」です。

 


ネットでバラエティ動画を見ながら、人生に成功することを妄想しています。

今回は私の好きな著者、出口治明の本を紹介します。

 

 

突然ですが、
子ども時代に読んだ本、覚えてますか?

 

はらぺこあおむし、エルマーのぼうけん、ナルニア国物語、バッテリーなどなど

 

 

私は一回読んだことあるけど、すっかり内容を忘れてます。

そんな児童書を大人向けに解説した本がこちら。

 

教養は児童書で学べ (光文社新書)

教養は児童書で学べ (光文社新書)

 

この本は以下の児童書を解説してます。


・はらぺこあおむし
・西遊記
・アラビアン・ナイト
・アンデルセン童話
・さかさ町
・エルマーのぼうけん
・せいめいのれきし
・ギルガメッシュ物語
・モモ
・ナルニア国物語


本書は読んだことのある本から知らない本まで、

すぐに読みたくなるような説明をしてくれます。

 

例えばはらぺこあおむし。

 

はらぺこあおむしの著者、エリックカールはアメリカ生まれで、

6歳の時にドイツに渡りました。第二次世界大戦直前の1935年です。

 

 

戦争中は実用主義だったこともあり街中が灰色。

著者はそんな幼年時代を過ごしたからこそ、反発して色彩を使いこなし、

世界は色彩で満ちてることを子ども達に伝えたかったそうです。

 

 

これだけの解説でも、はらぺこあおむしを読み返したくなりませんか?
どんな色彩使ってたっけ?穴開いてたけど、なんでだろう?

著者が他に伝えたかったことはなんだろう?

 

 

そんなことを本書を読みながら考えました。

 

 

さらに、出口治明の感想は壮大で面白い。

はらぺこあおむしから宇宙の成り立ちまで繋げてます。

 

 

私がはらぺこあおむしを読んでの感想は食べ物美味しそうだなくらいだったのに、

同じ本を読んでもこんなに捉え方が違うのかと感心します。

 

 

また本書は
「児童書を読んでたあの頃のように、本を読む楽しさを純粋に感じてみたい。」
と思わせてくれる良書でした。
本から学ぼうとばかりする私に欠けてた想いです。

 

 

次は本書で気になった児童書、「モモ」を読んでみます。

純粋に本を楽しみたい。では。